==== Text encoding : UTF-8 ==== The First Noel まきびとひつじを  イギリス(コーンウォール)に古くから伝わるクリスマス・キャロルです。「まきびとひつじを(牧人羊を)」の邦題で、賛美歌としてもよく知られています。イギリスの弁護士ウィリアム・サンズが収集し発表した『昔と今のクリスマス・キャロル』(1833年発表)に収録されて、有名になりました。  メロディは、音が重ならないよう基本的には消音していますが、[1]や[4]など、意図的に止めていない箇所もあります(詳しくは解説を参照して下さい)。 [A] [1] メロディの響きがわざと重なるように、弾きます。最初の3音(1弦3フレット・G音、2弦3フレット・D音、3弦5フレット・C音)は全て重ね、次の段の2弦開放・B音を弾く時は左手人差指の部分セーハを外しますが3弦5フレット・C音を残して、B音とC音が重なるように弾きます。各セクションの最後は基本的に全てこの形です。 [B] [2] 1弦3フレット・G音→2フレット・F#音の部分を、指を変えてスムーズに弾くために、5弦2フレット・B音を左手人差指で押さえます。直前のEmからの移行が難しい場合は、Emで5弦2フレットを押さえていた左手中指をそのまま残して押弦し、1弦3フレット→2フレットは左手小指を移動させて押さえてもよいでしょう。[C]2小節目や[D]2小節目も同様です。 [3] 直前のAm7を含めると、メロディは[1]と同じで、3弦5フレット・C音を押さえた左手小指もそのまま残しています。ただしコードはF(#11)になりますので、左手人差指で伴奏の4弦3フレット・F音を押さえます。 [C] [4] ここもメロディは消音していません。まず1弦3フレット・G音を押さえて弾き、3弦開放・G音を弾いている間に1弦は押さえたまま2弦7フレット・F#音を押さえて弾きます。次の1弦開放・E音は、2弦7フレットを押さえたまま弾きます。左手がかなり開きますので、もし難しい場合はメロディのG音を1弦3フレットではなく2弦8フレットで弾いてもよいでしょう(その場合、1音目と2音目は重ねることができなくなります)。[C2]5小節目も同様。[Ending]の1小節目も同様ですが、最初のクイック・アルペジオはこの場合6弦開放+3弦開放+2弦8フレットになります。 【音源】BSVD8015a 【録音日】2020年10月12日 【使用ギター】モーリスS-131M 南澤大介シグネチャー 【使用弦】Wyres CP1456M 【カポタスト】スタカポ SNAP47Bi-Rev5