==== Text encoding : UTF-8 ==== Christmas Time Is Here クリスマス・タイム・イズ・ヒア  TVアニメーション『スヌーピーのクリスマス(A Charlie Brown Christmas)』の主題歌です。作曲は、初期のスヌーピー・アニメの音楽を担当していたジャズ・ピアニストのヴィンス・ガラルディで、アニメのプロデューサーであるリー・メンデルソンが作詞を手がけています。  この曲は以前、『南澤大介の“アニメ&特撮”ソロ・ギター(2002年/絶版)』にも収録していましたが、本版はそれとは異なるアレンジです。  チューニングはドロップDで、2フレットの2〜6弦にカポを付けています(写真)。カポタストは1弦を空けておかなければならないのですが、片側から止める形であれば普通のカポタストが使えます(5本の弦だけを押さえる専用のカポタストも市販されていますし、バンジョー用のカポタストを使っても同じ事ができます)。ちなみに私はshubb社製の、普通の6弦用カポタストを使用しています。  写真 [Intro]  1弦5フレットのハーモニクスは、他の押弦の都合からDmaj7(9)とA6(♭9)(onD)で指を変えています(ダイアグラム譜を参考にして下さい)。コード・チェンジの際、軸にできる指が無いため、移動は慎重に。特にハーモニクス(1弦)を止めてしまわないよう、注意しましょう。  また、本楽譜ではカポタストの位置を0フレットとしています(=プレイ・キー表記)ので、実際のハーモニクスは「カポタストが掛かっていない1弦に対する7フレットのハーモニクス」ということになりますが、煩雑になるため楽譜には“Harm.”のみ付記してあります。 [A] [1] 2弦10フレット・A音を押さえた左手中指でグリス・ダウンしますが、移動の途中(8フレットあたり)で指を離し、小節最後の7フレット・F#音は次小節C7(9)のフォームの都合から左手人差指で押さえ直します(ダイアグラム譜を参考にして下さい)。 [2] メロディである2弦7フレット・F#音を、しっかり伸ばします。1弦と3弦は伴奏として開放弦を弾くので、2弦7フレットを押さえた左手人差指で触れてしまわないよう、注意しましょう。 [3] プリング・オフの到達点である「0フレット」ですが、この場合は開放弦を指します(カポタストの位置を0フレットとすると、-2フレット相当になります)。 [4] 1弦開放・D音のメロディを伸ばしたまま、B♭m6にフォーム・チェンジします。ダイアグラムでは1つにまとめて表記してありますが、2弦2フレット・D♭音は、5弦1フレット・B♭音の後で、弾くとき間に合うように押さえればよいでしょう。 [B] [5] 1弦5フレット・A音は、続くD♭augの押弦の都合により、ここで左手人差指から中指にバトン・タッチします。 [6] リピート時のみ、メロディである1弦6フレット・B♭音の前に、スライドによる装飾音を入れます。 [7] ここまで演奏したら、[A2]に戻ります(ダル・セーニョ)。そして[A2]7小節目を終えたら、Codaへ跳びます。