==== Text encoding : UTF-8 ==== Winter Wonderland ウィンター・ワンダーランド  フェリックス・バーナードの作曲、リチャード・スミスの作詞により1934年に発表されたクリスマス・ソングで、数多くのミュージシャンにカヴァーされています。  チューニングはドロップDで、2フレットの2〜6弦にカポを付けています(写真1)。カポは1弦を空けておかなければならないのですが、片側から止める形であれば普通のカポが使えます(5本の弦だけを押さえる専用のカポも市販されていますし、バンジョー用のカポを使っても同じ事ができます)。ちなみに私はshubb社製の、普通の6弦用カポを使用しています。 写真1  TAB譜で1弦0フレットと記された部分([A]1小節目の最後など)は開放弦を表し、そのまま押さえずに1弦を弾きます。  符頭が×の音符は、ストリング・ヒットです。右手指の指頭で弦を叩き、そのまま指を弦に乗せて、音を止めると同時に打音を出しています。基本的には次にピッキングする弦を叩き、乗せた指を弦に引っ掛けるようにして弾きます。ただし直前の音の消音も兼ねるため、たとえば[B]1小節目の4拍目では、直前に弾いている1、3、6弦も叩いて音を止めるとよいでしょう。具体的には、1、2、3弦を右手薬指、中指、人差指で叩き、次に弾く2弦は中指を使います。5、6弦は、右手親指の指頭が5弦に来るようにし、6弦は親指側面で叩きます。 [1] リズムが取りにくいようでしたら、[A]<カッコ後半のように弾いても構いません。 [A] [2] この小節は3回目(2コーラス目)のみ、カッコで括られた部分を弾いています。 [B] [3] □で囲まれた1弦0フレットは、開放弦を弾くのではなく0フレット(2フレットのカポと同じフレット位置)の空いている1弦を押さえます(写真2)。 写真2 [4] この小節は2回目(2コーラス目)のみ、カッコで括られた部分を弾いています。また、その2コーラス目では、1弦開放・D音をこの小節の最後に先取りして弾くので、次の小節の最初ではピッキングしません(音を伸ばしておきます)。 【音源】BSVD8004a 【録音日】2014年11月19日 【使用ギター】morris S-121sp 【使用弦】Wyres CP1456M 【カポタスト】Shubb C1