==== Text encoding : UTF-8 ==== Saint-Saens : The Swan サン=サーンス:白鳥  フランスの作曲家サン=サーンス(1835〜1921)の代表作で、14曲から成る組曲“動物の謝肉祭”中の1曲です。この組曲は1886年、友人の音楽会のために作曲したもので、批評家を皮肉った内容のためかサン=サーンスは存命中出版も演奏も許さなかったようですが、この“白鳥”だけは例外で、チェロ曲として早くから出版されました。  [A]2小節目や3小節目など、伴奏のアルペジオがメロディより高い音域に来る箇所は、伴奏を強く弾きすぎないよう注意しましょう。 [A] [1] Gdimはダイアグラムのようなフォームですが、一度に押弦するのは難しいので、まず左手中指と薬指、次に小指、そして人差指のように、弾く順に押さえていくとよいでしょう。 [B] [2] 伴奏の開始音である6弦7フレット・B音は、1弦7フレット・B音を弾く時点で離してしまって構いません。続くB♭dimへの移行は、軸に使える指がありませんので、1弦3フレット・G音を弾く際に2弦(2フレットあたり)を左手薬指で押さえておき、それを軸にして移行するとよいでしょう(力を入れて押さえる必要はありません。また、3弦開放は使いますので、触れないように注意しましょう)。 [3] 続くAm7への移行ですが、ここも軸に使える指が無いので、4弦2フレット・E音を左手中指で押さえておき、それを軸にするとよいでしょう。 【音源】 BSVD7037a 【録音日】 2005年7月16日 【使用ギター】 モーリスS-121sp 南澤大介カスタム 【使用弦】 John Pearse #736