==== Text encoding : UTF-8 ==== ルパン三世のテーマ’78 Lupin the 3rd ‘78  TVアニメ「ルパン三世」のテーマ曲で、作曲は大野雄二。1977年に放送が開始された第2シリーズ以降、メイン・テーマとして長く使われており、一般公募された歌詞によるヴォーカル・ヴァージョンも制作されました。  [B]以外のほとんどを、主にストロークで演奏します(TAB譜の下側に冂とVを付記。冂はダウン・ストローク:高音弦方向に弾き下ろします。Vはアップ・ストローク:低音弦方向に弾き上げます)。ストロークは基本的に右手人差指や中指で行い、TAB譜に記されていない弦は、音が出ないように消音します。特にメロディより高音の弦は、左手の空いた指や押弦指の腹などで触れて、しっかり止めます。例えば[Intro]1小節目・Gの場合、1弦は2弦3フレット・D音を押さえた左手人差指の腹で触れて消音し、5弦は6弦5フレット・G音を押さえた左手薬指の腹で触れて消音します。逆に、伴奏(音符の旗や帽が下向きのパート)のコードの途中でTAB譜に記されていない弦が有る場合は、直前の音を止めずに伸ばしたまま響かせます。例えば[Intro]1小節目・Emの場合、冒頭以降は4〜6弦に音がありませんが、最初に弾いた4〜6弦2フレットを押さえたまま、響かせておきます。 [Intro] [1] [Intro]1小節目・2拍目ウラ〜3拍目オモテ:コード・チェンジ直前の音(ここの場合、F#m直前のGや、次のFmaj7(11)直前のF#m)は、フォーム・チェンジが間に合わないようなら、ブラッシング気味になっても(すなわち、しっかりと音が出なくても)構いません。3小節目のG直前、Fmaj7(11)直前も同様です。 [2] [Intro]2小節目:R.H.T.(ライト・ハンド・タッピング)は、右手で弦を叩いてすぐ離し、音を出す奏法です。2拍目ウラも同様です。 [3] [Intro]5小節目:連続するダウン・ストロークは、1つ目を右手薬指1本で、2つ目を右手人差指1本で行います。難しい場合は、2つ目をアップ・ストロークで弾いてもよいでしょう。 [4] [Intro]5小節目・4拍目:ストローク記号(冂やV)が付記された縦長のXは、ブラッシングです。押弦した左手を緩めつつストロークすることで、音高感の無いノイズのような音を出します。 [5] [Intro]8小節目・1〜3拍目:3弦は、4〜6弦を部分セーハした左手薬指で触れて消音します。また、1拍目はメロディが2弦なので、音を出したくない1弦は左手指の付け根などでしっかり消音しましょう。 [6] [Intro]9小節目・1拍目:左手薬指の部分セーハを押さえたまま、グリス・ダウンします。 [7] [Intro]9小節目・2拍目:指頭が+の音符は、パームです。右手首でサウンド・ホールの上あたりを叩いて、低い打音を出します。 [8] [Intro]9小節目・3拍目:この縦長のXは、ストリング・ヒットです([4]のブラッシングと違い、ストローク記号が付記されていません)。右手親指の側面で、4〜6弦を叩きます(単弦へのストリング・ヒットと同様、叩いた指はすぐに弦から離さず、少しのあいだ乗せたままにします)。 [A] [9] [A]1小節目・3拍目:音を短く切ります。筆者の場合は、右手中指でダウン・ストロークした後、右手親指を叩くように乗せることによって音を切っています。 [10] [A]7小節目・3拍目:1弦と3弦の音は出したくないので、1弦は2弦7フレット・F#音を押さえた左手人差指の腹で、3弦は4〜6弦9フレットを部分セーハした左手薬指で触れて、消音します。 [11] [A]7小節目・4拍目:1〜2弦の音は出したくないので、1弦は左手指の付け根で、2弦は3弦7フレット・D音を押さえた左手人差指の腹で触れて、消音します。 [12] [A]<カッコ2>1拍目ウラのウラ:TAB譜の下側に記された×は、スラップです。4〜6弦を右手親指の側面で叩いてすぐ離し、実音と打音を出します。スラップが難しい場合は、ダウン・ストロークで代用してもよいでしょう。 [B] [13] [B]4小節目:この小節は2回目(セーニョ時)のみ、カッコで括られた部分を弾きます。 [14] [B]6小節目:カッコで囲われた伴奏の休符は記譜の都合によるもので、意図的に音を切るわけではありません。実際には6弦2フレット・E音を押さえたまま、伸ばしておきます。 [Inter] [15] [Inter]6小節目:L.H.Stroke(レフト・ハンド・ストローク)は、押弦した左手人差指を、低音弦側から高音弦側に向かってなで下ろすように移動させて、弦をはじきます。指の付け根あたりを支点にし、弧を描くように指先を動かします。タッピング・ハーモニクスを行うタイミング(2拍目ウラ)で動作が終わるようなイメージでなで下ろし、終わると同時に右手で全弦19フレットをタッピングして、ハーモニクスを出します。 [A3]  7小節目冒頭まで、伴奏(ベース音)をミュートして弾きます。 [16] D.S.:ここまで演奏したら、[B]に戻ります(ダル・セーニョ)。そして[Inter]4小節目を終えたら、Codaへ跳びます。 【音源】BSVD5037a 【録音日】2023年11月08日 【使用ギター】tupli argo 077 南澤大介カスタム 【使用弦】Wyres CP1456M