==== Text encoding : UTF-8 ==== 茶つみ Picking Tea Leaves  1912年に発表された、文部省唱歌。作者は不詳です。  符頭が×印の音符は、ストリング・ヒットです。右手指で弦を叩いて打音を出し、弦に乗せた指を使って次の音をピッキングします。チャッという打音は、右手親指を強く当てることで出しています。あまり打音を出したくない場合は、親指を柔らかく叩くようにするとよいでしょう。  ストリング・ヒットとダウン・ストロークを同時に行う箇所([Intro]1小節目・2拍目など)では、右手親指で低音弦をストリング・ヒットしつつ(先の例の場合は、5弦を叩きます)、右手中指などで高音弦を軽くダウン・ストロークします。ピッキングする箇所とストロークする箇所で音量差が出すぎないよう注意しましょう。 [Intro]  ストローク時に4弦を弾いてしまってもよいように、Cmaj7の4弦2フレット・E音、Fmaj7の4弦3フレット・F音は、余力があれば押さえておきます。[A]1〜2小節目の4弦2フレット・E音など、ダイアグラム譜においてカッコで囲われた指も同様です。 [1] [Intro]1小節目・4拍目オモテ:5弦のストリング・ヒットは、直後にはピッキングしませんが、次の小節の最初で弾きますので、叩いた後は親指を弦に乗せたままにしておきます。 [A] [2] [A]1小節目・2拍目:5弦をストリング・ヒットしつつ3〜4弦をダウン・ストロークします。メロディより高い音は出したくないので、1〜2弦(特に2弦)は消音しましょう。 [3] [A]3小節目・2拍目:ここは直前に弾いたメロディを伸ばしておきたいので、高音弦はストリング・ヒットせず、6弦のみ右手親指でストリング・ヒットしています。 [4] [A]4小節目・3拍目ウラ:L.H.(レフト・ハンド)は、左手だけで音を出します。動作としてはハンマリング・オンと同じですが、右手の弾く動作を伴いません。難しければ、押さえておいて普通にピッキングしてもよいでしょう。 [5] [A]6小節目・4拍目:2弦は3フレット・D音を押さえますが、次の小節のFmaj7で使うので、1フレット・C音を押さえていた左手人差指は離さず、押さえたままにしておきます。 [B] [6] [B]8小節目・4拍目:押さえていた左手を少し緩めて全弦をミュートし、軽くストロークします(ブラッシング)。Codaの2小節目・4拍目も同様です。 [7] [B]D.C.:ここまで演奏したら、曲の最初に戻ります(ダ・カーポ)。そして[B]6小節目を終えたら、Codaへ跳びます。 [Ending] [8] [Ending]最後:左手で1弦3フレット・G音を押さえ(1〜5弦セーハ)、右手人差指で1弦15フレットに触れつつ右手薬指か親指でピッキングします。 【音源】BSVD4015a 【録音日】2023年11月22日 【使用ギター】モーリス S-131M 南澤大介シグネチャー 【使用弦】Wyres CP1456M 【カポタスト】スタカポ SNAP47Bi-Rev5