==== Text encoding : UTF-8 ==== ふるさと Hometown  1914年に発表された、文部省唱歌です。「春の小川」や「朧月夜」と同様、高野辰之が作詞、岡野貞一が作曲しました。  東日本大震災の支援CD用に、2011年3月24日に録音しました。この企画当初から、ぜひ弾いてみたかった曲です。  本楽譜はそのCDの音源を採譜したものですが、その後演奏していくにつれて変わっていった箇所もいくつかありますので、解説で言及しておきました。  また繰り返しの際、演奏に微妙な違いがいくつかありますが(カッコ+2x、1x onlyなど)、録音の際に左手のコード・フォームだけを記したメモ(写真)を見ながら演奏したことによるものです。特に意図的な違いではありませんので、いずれかに統一して弾いていただいて構いません。 <写真1> [Intro] [1] 1回目のみクイック・アルペジオで弾き、2回目(リピート時)はクイック・アルペジオではなく同時に弾いています。[A]3小節目のアタマも、同様です。ただし先にも書きましたが、いずれも意図的な違いではありませんので、どちらかに統一して弾いても構いません。 [A] [2] CDの演奏時は、1弦7フレット・B音への移動時に、6弦5フレット・G音を離しています(ダイアグラム譜を参照して下さい)。この箇所は後に運指を変更し、今はネックの上側から回り込ませた左手親指で6弦5フレットを押さえています(譜例1)。[A2]の5小節目も同様です。 <譜例1> [3] この小節は2回目の繰り返し時(リピート時)のみ、 カッコ内のように弾いています(ただし、意図的な違いではありません)。また、この箇所は後に変更し、今はF#mで弾いています(譜例2)。[A2]の5小節目も同様です。 <譜例2> [4] この小節は2回目の繰り返し時(リピート時)のみ、 カッコ内のように弾いています(ただし、意図的な違いではありません)。 [5] 余力があれば、4弦2フレット・E音を押さえておきます。カッコ内のA7や、[B]7小節目、[A2]7小節目、Coda1小節目、5小節目も同様)。 [6] 4弦4f・F#音を弾く時点で、直前のDsus4で弾いた3弦開放・G音を止めます。押弦に使う左手小指の腹で触れるとよいでしょう。[A2]8小節目、Coda 2小節目も同様です。 [B] [7] この音は1回目と3回目(セーニョ時)のみ弾き、2回目 (リピート時)は弾いていません(ただし、意図的な違いではありません)。 [8] この音は2回目(リピート時)のみ弾き、1回目と3回目(セーニョ時)は弾いていません(ただし、意図的な違いではありません)。 [9] 小節後半のAは5弦開放でも弾けますが、6弦2フレットを離した時の開放弦音やノイズを避けるためと、次のDmaj7では押さえたA音を離せば止められることから、わざと6弦7フレットを押さえて弾いています。また、この小節は2回目の繰り返し時(リピート時)のみ、 カッコで括られた部分のように弾いています(ただし、意図的な違いではありません)。 [10] この小節は2回目(リピート時)と3回目(セーニョ時)の繰り返し時のみ、 カッコ内のように弾いています(ただし、意図的な違いではありません)。 [11] この音は1回目のみ3弦開放・G音を弾き、2回目(リピート時)と3回目(セーニョ時)では2フレット・A音を弾いています(ただし、意図的な違いではありません)。 【音源】BSVD4010a 【録音日】2011年3月24日 【使用ギター】YOKOYAMA AR-WH 南澤大介カスタム 【使用弦】Wyres CP1456M