==== Text encoding : UTF-8 ==== Norwegian Wood [The Beatles] ノルウェーの森 [ビートルズ]  ビートルズが1965年にリリースした、6枚目のアルバム『ラバー・ソウル』の収録曲。インドの弦楽器シタールを使用した、初めてのポップ・ソングです(ジョージ・ハリスンが演奏)。  チューニングはドロップD。カポタストは1弦を空け、2〜6弦2フレットに付けています。片側から止める形のカポタストであれば、そのまま使えます(5本の弦だけを押さえる専用のカポタストも市販されていますし、バンジョー用のカポタストでも同じ事ができます)。ちなみに筆者はshubb社製の、普通の6弦用カポタストを使用しています。  そして、1弦のナット(0フレット)と1フレットの中間あたりで、弦と指板との間にプラスチック片を挟んでいます(写真)。これは、弦にわざと触れさせることでシタール風の音を出すためのもので、点で触れるのではなく線(面)で触れることによって、この効果を生み出しています。挟むものは何でもいいのですが、筆者はプラスチック製の、コード類を束ねるために使う結束帯を切って使用しています。 <写真> [Intro]  1〜2弦を中心とした高音弦は、ドローン(通奏音)として鳴らしっぱなしにし、3弦より下の弦でメロディを弾きます。メロディが目立ちにくい場合は、高音弦を弾かずにメロディを最高音として弾いてもよいでしょう。 [1] [Intro]5小節目・最後:メロディは4弦5フレット・G音です。左手中指は2弦3フレット・D音、人差指は3弦2フレット・A音から離しませんが、3弦は4弦5フレットを押さえた左手小指で触れて、消音します。押弦などが難しい場合は、3弦開放・G音をメロディとして弾いても構いません(その場合は左手人差指を離し、小指は4弦の4フレット・F#音を押さえません)。 [2] [Intro]6小節目・後半:3弦は鳴らしたくないので、4弦を押さえた指で触れて消音します。筆者は4弦2フレット・E音を左手人差指で押さえたままにし、その指で触れて消音しています。 [3] [Intro]7小節目・後半:メロディの隣の高い弦は、積極的に消音しなくても構いません(左手のフォームの都合から、おそらく指が弦に触れています)。 [A] [4] [A]1小節目:2弦は、3弦7フレット・D音を押さえた左手中指で触れて、消音します。これはメロディを目立たせるためですが、もし難しい場合は7フレット・F#音を左手薬指で押さえて、鳴らしてもよいでしょう。 [B]  グリッサンドによるフレーズ中、3弦は、4弦を押さえた左手薬指で触れて消音します。 [5] [B]3小節目:この小節は2回目(セーニョ時)のみ、カッコで括られた部分を弾きます。また、左手薬指による4〜6弦部分セーハが難しい場合は、左手小指で4弦5フレット・G音、左手薬指で6弦5フレット・G音を押さえ、5弦は左手薬指で触れて消音する形でもよいでしょう。 [6] [B]7小節目・冒頭:3弦は積極的に消音しなくてもよく、開放・G音が鳴っても構いません。また、左手人差指による4〜6弦部分セーハが難しい場合は、左手薬指で4弦2フレット・E音、左手中指で6弦2フレット・E音を押さえ、5弦は左手薬指で触れて消音する形でもよいでしょう(この場合、次の小節もそのフォームのまま、7フレットへグリス・アップします)。 [Inter] [7] [Inter]8小節目・最後:ここまで演奏したら、[B]1小節目に戻ります(ダル・セーニョ)。そして[A2]<カッコ2.4.>1小節目を終えたら、Codaへ跳びます。