==== Text encoding : UTF-8 ==== Stand by Me [Florence + The Machine] スタンド・バイ・ミー [フローレンス・アンド・ザ・マシーン]  ゲーム『ファイナルファンタジーXV』の主題歌。オリジナルはベン・E・キングが1961年に発表したシングルで、ゲームで使用されているのは、イギリスのロック・バンドであるフローレンス・アンド・ザ・マシーンによるカヴァー・ヴァージョンです。  [Intro]〜[B]はアルペジオによる演奏です。  [A3]〜[B2]はストリング・ヒット(音符の符頭が×印)中心の演奏です。ストリング・ヒットは右手で弦を叩くことで打音を出す奏法で、ここでは右手親指で6弦(Cでは5弦)を叩き、そのまま指を弦に乗せ、次のピッキングの準備を兼ねています。  [B3]〜[B4]は、スラップやスラムを交えたストロークによる演奏です。スラップ(TAB譜の下に×)は、弦を叩いて音を出す奏法で、ストリング・ヒットとは異なり手を乗せたままにしないので、打音と同時に普通の音も出ます。ここでは右手親指の側面で4〜6弦あたりを狙って叩き、低音弦と同時に打音を鳴らしています。また、例えば[B3]1小節目アタマなどでは、スラップと同時に右手中指などで高音弦をダウン・ストロークします(写真)。 <写真>  もしスラップが難しい場合は、ストロークで代用してもよいでしょう(スラップ+ストロークの部分はストロークのみにします)。 [Intro] [1] [Intro]8小節目:伴奏は記譜の都合上から休符になっていますが、実際には前の小節の5〜6弦5フレットや3〜4弦開放を伸ばしておきます。 [A] [2] [A]5小節目:直前のEmからは、4〜6弦2フレットを部分セーハした左手人差指を離さずに、それを軸にして移行します。[A2]の4小節目・Em→5小節目・Cも同様です。 [A4] [3] [A4]8小節目・2拍目、4拍目:右手親指で6弦を叩いてストリング・ヒットを出すのと同時に、人差指や中指などで高音弦をダウン・ストロークしています(写真)。1弦は鳴らしたくないので、2弦を押さえた左手の人差指で触れて、消音します。4弦は記譜してありませんが、開放・D音が鳴っても構いません。5弦は鳴らしたくないので、6弦を押さえた左手薬指で触れて、消音します。この小節の4拍目も、同様です(ただし1弦は弾きます)。 <写真> [B2] [4] [B2]6小節目・2拍目:[3]と同じで、ストリング・ヒット+ダウン・ストロークです。次の7小節目・2拍目も同様です。 [C] [5] [C]1小節目・冒頭:やわらかくダウン・ストロークします。 [B3] [6] [B3]8小節目:アップ・ストロークが2つ続く部分は、右手中指、右手人差指の順に、指1本ずつを使ってアップ・ストロークします。 [B4]  縦長の四角で囲われたXはスラムで、右手の指先を使って指板のサウンドホール端あたりで4〜6弦を叩いて、音を止めると同時に打音を出す奏法です(次頁写真)。叩いた右手はすぐに離さずそのまま押さえておき、続くアップ・ストロークは押さえた右手をはじくようにして行います。 <写真> [7] [B4]1〜2小節目:運指の都合から、6弦5フレット・G音を左手親指で押さえ、5弦はその親指の指頭で触れて消音します(7〜8小節目も同様)。 [8] [B4]8小節目:右手人差指などで全弦12フレットを叩いて、ハーモニクスを出します(タッピング・ハーモニクス)。1弦や6弦は実音が出ても構いません。 【音源】BSVD3069a 【録音日】2017年07月26日 【使用ギター】Morris S-131M 南澤大介シグネチャー 【使用弦】Wyres CP1456M