==== Text encoding : UTF-8 ==== And I Love Her [The Beatles] アンド・アイ・ラヴ・ハー [ビートルズ]  ビートルズが1964年にリリースした、3枚目のアルバム『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』収録曲。主にポール・マッカートニーが書いており、ガット・ギターによるリフやソロはジョージ・ハリスンが弾いています。  グライダー・カポ(写真)という、演奏中に移動させることができる特殊なカポを5フレットに付け、[A3]終了時([Inter]直前)で6フレットに移動しています。グライダー・カポを持っていない場合は普通のカポタストを使い、途中でカポを移動させずに演奏しても構いません。 <写真> [Intro]  ガット・ギターによるリフのフレーズ(メロディ・パート)を6弦で弾き、高音弦で伴奏を弾いています。高音弦は、軽くストロークします。なお、ダイアグラムにおいてカッコ付きで記された4弦は、ストロークが当たってしまってもいいように、押さえておく方がよいでしょう。 [1] 6弦5フレット・G音を弾く都合から、Amのフォームを押さえた左手は途中で離します。離弦時に音が鳴らないよう、最後のストローク時に2〜3弦を浮かせて、1弦だけを鳴らすようにしてもよいでしょう。 [A] [2] 2フレットの部分セーハが難しい場合は、少しコードが変わりますが、4弦2フレット・E音の代わりに3弦開放・G音、5弦2フレット・B音の代わりに4弦開放・D音を弾いてもよいでしょう。他のG6も、[A3]最後以外は同様です([A3]最後については、後述します)。 [B]  [Intro]とは逆に、低音弦ストロークで伴奏しています。こちらも指先で撫でるように、軽くストロークします。 [A3] [3] 4〜5弦2フレットを弾いたら、右手でグライダー・カポを5フレットから6フレットへ移動します。もしG6を[2]のように(2フレット・セーハせずに)弾いている場合、[A3]9小節目以降、4〜5弦は2フレットの代わりに5フレットを押さえて弾きます([2]と同じ音が鳴ります)。この場合、左手の薬指で4〜6弦5フレットを部分セーハするとよいでしょう。 [Inter]  音符の棒や旗が下向きのパートが、メロディです。この下パートをしっかり弾き、上パート(コード伴奏)は軽めにストロークします。 [4] 符頭が×の音は、ストリング・ヒットです。右手親指で弦を叩いて打音を出し、そのまま指を弦に乗せておいて、次のピッキングで使っています。 [5] 下パートである5弦2フレット・B音を強調したいので、ストロークで1〜5弦を弾くのではなく、5弦のみを右手親指でピッキングし、同時に1〜3弦を右手中指などで軽くストロークしています。 [Ending] [6] 全弦を軽くストロークします。 【音源】BSVD3034a 【録音日】2018年9月11日 【使用ギター】モーリス S-131M(南澤大介シグネチャー) 【使用弦】Wyres CP1456M 【カポタスト】Glider The Rolling Capo