==== Text encoding : UTF-8 ==== Scarborough Fair スカボロー・フェア  イギリス民謡。サイモン&ガーファンクルの演奏による「スカボロー・フェア/詠唱」がよく知られています。  この楽譜は、拙作『ソロ・ギターのしらべ 官能のスタンダード篇(2003)』に収録されていたアレンジを元に、多少手を加えています。 [Intro] [1] 曲中で何度も出てくる、この曲の基本になっているフレーズです。コード・ネームは難しそうですが、運指はシンプルで、4弦を押さえた左手中指を軸にAm7(11,13)とAmadd9を行き来するとよいでしょう。 [A] [2] 直前のAm7(9)で押さえていた4弦2フレット・E音を離さず、それを軸にしてCへ移行します。 [3] 左手人差指で1~4弦2フレットを部分セーハします。2弦(2フレット・C#音)を出さないように注意しましょう(筆者は、右手中指を2弦に乗せて消音しています)。 [4] 1弦のメロディは伸ばしたいので、2弦を押さえる指で止めてしまわないよう、注意しましょう。 [5] 3弦と4弦を押さえた左手の薬指と中指は、1弦を押さえた右手小指が3フレットから5フレットへスライドする時に離します。 [B] [6] [3]と同様、2弦の音を出さないように注意しましょう。 [7] 3弦のメロディは伸ばしておきたいので、2弦や4弦を押さえる指で止めてしまわないように、注意しましょう。煩雑になるため楽譜には書いてありませんが、メロディは次の小節([B]5小節目)いっぱい、伸ばしておきます。 [A2] [8] 1弦のメロディは伸ばしたいので、2弦を押さえる指で止めてしまわないよう、注意しましょう。 [Ending] [9] 左手で、ハーモニクス・ポイントである1~2弦の12フレットに触れて弾きます。この曲は7フレットにカポタストを付けているので、カポタストを無視した実際のフレットで言えば、19フレットに触れることになります。カッタウェイ・タイプのギターでないと届きにくいので、難しい場合は右手人差指で1〜2弦のハーモニクス・ポイントに触れながら、左手薬指で引っ掻くように1〜2弦を弾きましょう。あるいは1弦だけを弾くようにして、右手人差指の指頭でハーモニクス・ポイントに触れて右手薬指でピッキングしてもよいでしょう。 【音源】BSVD3003a 【録音日】2017年9月26日 【使用ギター】モーリス S-131M 【使用弦】Wyres CP1456M 【カポタスト】スタカポ SNAP50Bi-T Pro3