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Etude #6
エチュード #6


　スライドとグリッサンドのためのエチュードです。本楽譜では、前後の音を両方ともピッキングするものをグリッサンド、最初の音だけをピッキングするものをスライドとし、区別して表記しています。

[A]
[1]	スライドが2箇所ありますが、さきほど説明したとおり、いずれも最初の音（1弦7フレット・B音）だけピッキングし、移動後の音（1弦8フレット・C音）はピッキングしません。2つ目のスライドは、次の運指の都合から、小指で行います。

[2]	ここはグリッサンドなので、移動後にもピッキングしています。

[3]	2弦を押さえた薬指のみグリッサンドし、1弦はグリッサンドせずに指を変え、押さえ直しています。

[4]	4弦7フレット・A音は、直前のG(onB)で同じ弦の9フレット・B音を押さえていた中指を移動させて、はじめから押さえておきます。2拍目ウラの2弦開放・B音を弾くあたりで離し、次のDm7への移行に備えるとよいでしょう。

[5]	3弦5フレット・C音は、2弦をスライドする時点で離します。

[B]
[6]	スライドが続くので、2弦と3弦は最初の音のみピッキングし、次の1拍目ウラと、その次の2拍目オモテの音は、ピッキングしません。

[7]	DmからCへは、3弦を押さえた薬指を軸にして移行します。

[8]	伴奏は休符になっていますが、5弦開放・A音は止めずに伸ばしておきます（2〜3弦5フレットは、部分セーハを離すため止まります）。

[9]	ここまで演奏したら、[A]に戻ります（ダル・セーニョ）。そして[A]5小節目を終えたら、Codaへ跳びます。

[10]	カッタウェイのギターでないと難しいので、ノン・カッタウェイ・ギターの場合は[A]6小節目と同じように弾いてしまって構いません。

※このエチュードは、CD付き書籍『はじめてのソロ・ギター入門』（ドリーム・ミュージック・ファクトリー刊）に収録してあるものと同じ曲です。