==== Text encoding : UTF-8 ==== Etude #5 エチュード #5  ハンマリング・オンとプリング・オフを練習するためのエチュードです。 [A] [1] エチュード#1(別売)の1小節目のGなどでは、弾かない5弦2フレット・B音も押さえていましたが、ここはメロディが2弦1フレット・C音に行くため、B音が共鳴しすぎると音が濁るので、押さえません。 [2] ソロ・ギター・スタイルでは、コード・ネームからフォームがイメージされる場合(特にローポジション)、弾かない音も余力があれば押さえておくと、弾く弦を間違っても音楽的に汚い音が出にくくなるのでオススメなのですが、ここの部分は運指がやや忙しいので、弾かない音まで押さえておく必要はないでしょう。ダイアグラム譜で指使いを指定してありますが、違う運指も可能ですので、弾きやすい指を使えばOKです。また、2弦のメロディを弾く時に1弦を消音しておくと、高音弦側にプリングしても余計な音が出ません。 [3] 伴奏がメロディより高い音域に来ますので、強く弾かないように注意しましょう。AmもG(onB)も、すぐに次のコードに移行していきますので、楽譜に記された音だけを押さえればよいでしょう。 [B] [4] メロディの移動が激しいので、楽譜に記されていない音は押さえなくてOKです。また1弦2フレット・F#音は、1拍目ウラで最初に人差指を使って押さえた後、3フレット・G音へのハンマリングや、5フレット・A音を押さえる間も含め、4拍目でプリングするまでずっと押さえておきます。 [5] D.C.(ダ・カーポ)なので、曲の一番最初に戻ります。その後は、[A]6小節目(1ページ目・2段目の2小節目)まで弾いた後、to Coda(トゥ・コーダ)の指示に従って2ページ目3段目のCoda(コーダ)にジャンプします。 Coda [6] ダイアグラムには( )付きで、5弦2フレット・B音を押さえるよう記してありますが、慣れないうちは4弦や6弦に触れてしまって、必要な音が出なくなることもありますので、無理して押さえる必要はありません。 [7] 4弦2フレット・E音は、ダイアグラムに( )付きで記したように、初めから押さえておいて3拍目ウラの時点で一旦離し、4拍目でハンマリング・オンしてもよいですし(筆者はそのように弾いています)、初めのうちは押さえずに、4拍目のハンマリング・オンの時点で押さえるようにしてもよいでしょう。 [8] ここは4分音符ですので、急がずにゆったりとプリング・オフします。 [9] 3弦をトリルする指が隣の4弦に触れてしまわないように、注意しましょう。 ※このエチュードは、CD付き書籍『はじめてのソロ・ギター入門』(ドリーム・ミュージック・ファクトリー刊)に収録してあるものと同じ曲です。