==== Text encoding : UTF-8 ==== Etude #4 エチュード #4  オルタネイト・ベースによるソロ・ギター・スタイルのエチュードです。楽譜の最初にシャッフル記号が付いていますので、ハネたリズムで弾いていきます。右手はベース・ラインを親指でピッキングし、それ以外の音は他の指で弾きます。 [A] [1] ベース音を押さえるために、左手薬指がコードの途中で移動しています。4弦2フレット・E音を押さえた中指を軸にすると、移動しやすいでしょう。2弦1フレット・C音を弾く時点で、できれば1弦開放・E音を消音すると、メロディがクッキリするでしょう。私は右手中指で2弦をピッキングするのと同時に、右手薬指を1弦に乗せて消音しています。 [2] よくあるAmのフォームは3弦2フレット・A音を左手薬指で押さえますが、この曲では次のAm7(onG)で6弦を押さえるのに薬指を使いますので、ここでは押さえなくてよいでしょう。Am7(onG)の2弦1フレット・C音を弾く時点で、できれば1弦開放・E音を消音すると、メロディがクッキリするでしょう。次の3弦2フレット・A音を弾く時点でも、同様に2弦を消音したいところです。 [3] 左手中指は、押さえていた4弦2フレット・E音を弾いた後、すぐに3弦2フレット・A音に移動します。難しい場合は、3弦2フレットを左手薬指で押さえるようにしてもよいでしょう。 [4] D(onF#)の6弦2フレット・F#音は、左手親指でネックを握りこむようにして押さえます(シェイク・ハンド・グリップ)。難しい場合は、人差指で押さえてもよいでしょう。あるいは、直前の小節の最後の音を中指ではなく薬指で押さえ、6弦2フレット・F#音を中指で押さえてもかまいません。自分なりに、弾きやすい運指を探すことが大切です。 [5] 3弦開放・G音を弾く時点で、できれば2弦1フレット・C音を消音すると、メロディがクッキリするでしょう。筆者は、右手人差指で3弦をピッキングするのと同時に、右手中指を2弦に乗せて消音しています。また、押さえている左手人差指を離すことでも、消音できます。 [6] ベース音が3弦に来ますが、これも親指でピッキングします。 [7] 1弦1フレット・F音と2弦1フレット・C音は、左手人差指による部分セーハで押さえるように記してありますが、左手人差指を移動させて、指頭で押さえてもよいでしょう。 [8] 最初の5弦3フレット・C音は、次のC7(9)での押さえ方を考慮して、左手中指で押弦します。C7(9)がスムーズに押さえられるのであれば、違う指を使っても構いません。 ※このエチュードは、CD付き書籍『はじめてのソロ・ギター入門』(ドリーム・ミュージック・ファクトリー刊)に収録してあるものと同じ曲です。