==== Text encoding : UTF-8 ==== Etude #13 エチュード #13  ソロ・ギター・スタイルにおける、消音のための練習曲です。TAB譜のメロディ・パートに記されたグレーの線(消音線)は、消音を表しています。たとえば[A]の1小節目では、1弦開放・E音を弾く時点で2弦を消音することを表しています。基本的にコードの変わり目では、音を伸ばすように記譜されていない限りは音を止めますが、開放弦のようにコードが変わっても音が残りやすい箇所については、一部で消音線を記してあります。  伴奏は、基本的にはコードの変わり目まで音を伸ばします(伴奏については消音線を付記していません)。押弦して出す音は、たいていの場合フォーム・チェンジによって音が勝手に止まりますが、特に開放弦で弾く音の場合は、止める動作を行わないと音が止まらない場合もありますので、注意しましょう([2]など)。 [Intro] [1] [Intro]は、消音せずに(音を止めずに)弾きます。特に、3~4弦を押さえた左手指で、音を伸ばしておきたい2弦や5弦に触れてしまわないよう注意しましょう。 [A] [2] 直前の伴奏は開放弦で出しています(5弦開放・A音)ので、ここで止めます。6弦1フレット・F音を押さえた、左手人差指の腹で触れるとよいでしょう。 [3] 伴奏がメロディより高い音域に行きますので、強く弾かないよう注意しましょう。 [B] [4] 前後の都合により、変わった指使いになっていますので注意しましょう。 [5] 2弦を押さえた左手小指は、ダイアグラム譜では一旦離していますが、1弦開放・E音を弾く間も押さえたままにし(あるいは力を抜いて、弦に触れる程度にしてもOK)、軸にしてロー・ポジションに移動してもよいでしょう。 [Ending] [6] 1~2弦は、左手小指で部分セーハするように7フレットに触れて、ハーモニクスを出します。 ※ このエチュードは、CD付き書籍『はじめてのソロ・ギター入門(新装改訂版)』(ドリーム・ミュージック・ファクトリー刊)に収録されているものと同じ曲です。 【音源】BSVD9837a 【録音日】2019年8月27日 【使用ギター】James AC/DM 南澤大介シグネチャー 【使用弦】Wyres CP1456M