==== Text encoding : UTF-8 ==== 故郷への長い道 [M’s Space version] The Planets (The Voyage Home) [M’s Space version]  2013年発売のアルバム『Obedient Woods』に収録。もともとは2006〜2007年に東京・多摩のベネッセ・スタードームで投影されたプラネタリウム番組「プラネット・ワンダーランド」(制作:(有)スペースサイト)のメイン・テーマとして、ギターで作曲。番組内容が太陽系をテーマにした学術系のものだったので、メイン・テーマは無機質にならないよう、優しげなイメージで作りました。2011年発表のソロ・ギター・アルバム『いのり〜guitar』には、「惑星」という題でサビ前までのヴァージョンを収録しています。  チューニングはドロップDで、2フレットの2〜6弦にカポタストを付けています(写真)。カポタストは1弦を空けておかなければならないのですが、片側から止める形であれば普通のカポタストが使えます(5本の弦だけを押さえる専用のカポタストも市販されていますし、バンジョー用のカポタストを使っても同様の事ができます)。ちなみに私はshubb社製の、普通の6弦用カポタストを使用しています。 <写真>  TAB譜で1弦0フレットと記された部分(]Intro]2小節目の4拍目など)は開放弦を表し、そのまま押さえずに1弦を弾きます。 [Intro]  [Intro]や、ほぼ同じフレーズの[Inter]、[Inter 2]、[Inter 3]、[Ending]は、GからA(onG)へのコード・チェンジ時に、2弦開放・B音を消音せずに響かせたまま弾きます。 [1] 1x onlyと表記されたカッコ付きの音は、1回目のみ弾き、2回目(ダル・セーニョ1時)は弾きません。また、それに付随してこの小節最初のクイック・アルペジオは1回目のみ行い、2回目はクイック・アルペジオではなく2弦開放・B音と6弦5フレット・G音を同時に弾いています。ただしいずれも、特に意図がある違いではありませんので、どちらか弾きやすい方に統一していただいて構いません。 [2] ここのクイック・アルペジオは2回目(ダル・セーニョ1時)のみ行い、1回目は同時に弾いています。次の小節の当該部分も同様です。 [3] 消音せずに、1〜4弦の音が重なるように弾きます。 [A]  部分的にメロディがハモるような形になります。これを本楽譜では上パート(メロディ)と下パート(伴奏)に分けて記しており、そのため場所によってはハモりの下パートだけが途切れるような記譜がされていますが(2小節目から3小節目アタマなど)、実際にはメロディと同じように音が伸びていますので、消音する必要はありません。 [4] この小節は2回目(リピート時)のみ、カッコで括られた部分を弾いています。ただし、特に意図がある違いではありませんので、どちらか弾きやすい方に統一していただいて構いません。 [5] 左手人差指に関して、ダイアグラムには最初は指頭で6弦だけ押さえ、途中で部分セーハするように記してありますが、最初から部分セーハで押さえても構いません。 [6] カッコ内の3弦開放・G音と5弦2フレット・B音は、2回目(ダル・セーニョ1時)のみ弾き、1回目では弾いていません。ただし、大きな違いではありませんので、どちらか弾きやすい方に統一していただいて構いません。 [7] この小節は2回目(リピート時)のみ、カッコで括られた部分を弾いています。 [B] [8] 1回目は同時に弾き、2回目(ダル・セーニョ1時)はクイック・アルペジオで弾いています。ただし、特に意図がある違いではありませんので、どちらか弾きやすい方に統一していただいて構いません。 [C] [9] 6弦5フレット・G音は、左手だけで音を出すレフト・ハンド(L.H.)で弾きます(動作としてはハンマリングと同じ)。ただし、特に意図があってレフト・ハンドで弾いているわけではありませんので、普通にピッキングして構いません。 [10] 左手人差指は、最初は指頭で3弦2フレット・A音だけを押さえ、次に弦を押さえたまま指を倒して、部分セーハするようにハンマリングします。難しいようなら、人差指を一旦離して(離す時に開放弦の音が鳴らないよう注意)、普通に指頭でハンマリングしてもよいでしょう。 [11] カッコ付きの音は2回目(ダル・セーニョ2時)のみ弾き、1回目は弾きません。また、それに付随してこの小節最初のクイック・アルペジオは2回目のみ行い、1回目はクイック・アルペジオではなく1弦5フレット・A音と5弦開放・A音を同時に弾いています。ただしいずれも、特に意図がある違いではありませんので、どちらか弾きやすい方に統一して構いません。 [D] [12] 1回目は同時に弾き、2回目(ダル・セーニョ2時)はクイック・アルペジオで弾いています。ただし、特に意図がある違いではありませんので、どちらか弾きやすい方に統一していただいて構いません。 [13] 1回目は同時に弾き、2回目(ダル・セーニョ2時)はクイック・アルペジオで弾いています。ただし、特に意図がある違いではありませんので、どちらか弾きやすい方に統一していただいて構いません。 [14] カッコ内の4弦開放・D音は、1回目のみ弾き、2回目(ダル・セーニョ1時)は弾いていません。ただし、特に意図がある違いではありませんので、どちらか弾きやすい方に統一していただいて構いません。 [Inter2] [15] ここまで演奏したら、[Intro]2小節目に戻ります(ダル・セーニョ1)。そして[B]を終えたら、Coda1へ跳びます。 [C2] [16] ここまで演奏したら、[C]4小節目に戻ります(ダル・セーニョ2)。そして[D]7小節目まで演奏を終えたら、Coda2へ跳びます。 【音源】BSVD9007a 【録音日】2013年10月8日 【使用ギター】モーリス S-131M 南澤大介シグネチャー 【使用弦】Wyres CP1456M 【カポタスト】Shubb C1