==== Text encoding : UTF-8 ==== 雪うさぎ Snow Rabbit  私と父親との共作アルバム『Father & Son』より。このアルバムは、作詞家である私の父・南澤純三の作った詞に私が曲を付けてできた歌を中心にしたものでした。  “雪うさぎ” というのは父が書いていたエッセイのタイトルです。父は20代の頃小さな劇団で役者をやっており、その頃好きだった女の子の愛称が“雪うさぎ” だったそうな。この曲は、そのエッセイに対する私なりのサウンドトラック(BGM)なのです。  なにぶん昔のことなので使用機材もうろ覚えですが、この曲はたしかsonyのDATに直接レコーディングしたような記憶があります(リバーブもかけ録り)。 [intro]  Cm6(on G)からGへのコード・チェンジの際には、指を離すことによるノイズが出やすいので注意しましょう。 [1] メロディを弾く時点で、6弦5フレット・G音を押さえていた左手人差指を離して、フォーム・チェンジします(4弦開放は響かせておきます)。 [B] [2] 直前で押さえた3弦2フレット・A音は、[B]最後のスライド直前まで押さえておき、左手が移動する際の軸にします。 [C]  この[C]が、いわゆる“サビ”の部分です。1弦の7フレットと5フレットのメロディは特に丁寧に、慈しむように弾きましょう。 [3] ここまで演奏したら、[Intro]3小節目に戻ります(ダル・セーニョ1)。そして[C]<カッコ2.4.6.>5小節目を終えたら、Coda1へ跳びます。 Coda 1  基本的には[intro]と同じですが、4小節目頭で左手指を押さえ替えています。 [E] [4] 左手人差指の全セーハを外し、この3弦2フレット・A音は人差指の指頭で押さえます。 [5] ここまで演奏したら、[C]1小節目に戻ります(ダル・セーニョ2)。そして[C]<カッコ2.4.6.>5小節目を終えたら、Coda2へ跳びます。 Coda 2 [6] 左手人差指で6弦5フレット・G音を押さえたまま、ハーモニクスを弾きます。3〜4弦の開放も、できれば音を伸ばしたままにしておきます。 【音源】BSVD9013a 【録音日】1991年 【使用ギター】マーティン D-35