==== Text encoding : UTF-8 ==== Mimasaka  1999年に新宿のシアター・モリエールで上演された、劇団てぃんか〜べるの「魍魎の匣」(原作:京極夏彦さん)のサウンドトラックとして、ピアノの即興演奏に近い形で作曲しました。タイトルは、登場人物の一人である美馬坂から来ています。  使用ギターはYOKOYAMA AR-WH。チューニングはドロップDで、カポは使用していません。全体としてルバート気味(自由なテンポ)の演奏で、メロディとメロディの合間は、本来の拍数よりも少し長めに音を伸ばしています。 [A] [1] 次のBmは、この3弦2フレット・A音を離さずに軸として使って弾きます。 [2] この小節は4回目(セーニョ2時)のみ、カッコで括られた部分を弾いています。ただし、特に意図がある違いではありませんので、どちらか弾きやすい方に統一していただいて構いません。 [3] 1回目と2回目(リピート時)は2弦開放・B音を弾き、3回目(セーニョ1時)はカッコ内の1弦開放・E音を弾いています。ただし、特に意図がある違いではありませんので、どちらか弾きやすい方に統一していただいて構いません。 [B] [4] 左手をかなり開くフォームですので、難しい場合はベース音を5弦3フレットの代わりに6弦10フレットで押さえてもよいでしょう。その場合、1弦7フレット・B音は[B]の直前から左手人差指で押さえ、6弦10フレットは左手薬指で押さえます([B]7小節目冒頭のCmaj7と同じフォームです)。 [5] 直前に押さえていた1弦2フレット・F#音を離さず軸にして、2弦5フレット・E音を押さえます。 [6] 左手人差指で5フレットを部分セーハしたまま、左手小指で1弦10フレット・D音を押さえます。届かない場合はセーハを離して、小指単独で押さえてもよいでしょう。ただしその場合、小節最後の3弦5フレット・C音は弾かないようにします。 [7] ここまで演奏したら、[A]に戻ります(ダル・セーニョ1)。そして[B]6小節目を終えたら、Coda1へ跳びます。 Coda1 [8] ここまで演奏したら、[A]に戻ります(ダル・セーニョ2)。そして[A]<カッコ2.3.4>1小節目を終えたら、Coda2へ跳びます。 [9] ここから最後まで、ナチュラル・ハーモニクスだけで弾きます。ハーモニクスはメロディですが消音はせず、できるだけ音が重なるように弾きます。左手が隣の弦に触れて音を止めてしまわないように注意しましょう。また、左手の移動が間に合わない場合、ここから先全体のテンポを大きく落としてもよいでしょう。