==== Text encoding : UTF-8 ==== The Moon 月  2007年夏に佐賀県立宇宙科学館で投影されたプラネタリウム番組「月〜地球の季節(とき)を知る〜」(制作:(有)スペースサイト)のメイン・テーマとして、ピアノで作曲。番組は月をテーマにした学術系のものだったので、メイン・テーマは無機質になりすぎないよう、情感を強めに作りました。  2013年に発売されたアルバム『Obedient Woods』の1曲目に収録されていました。  使用ギターはモーリスS131Mで、チューニングはドロップDです。プレイ・キーはAm(イ短調)ですが、オリジナルのキー(G#m/嬰ト短調)に合わせるために全弦を半音下げています。ですので実際のチューニングはD♭A♭D♭G♭B♭E♭となりますが、五線譜では通常のドロップD(DADGBE)として記譜してありますのでご注意下さい。普通のドロップDのまま弾いていただいて構いませんが、もしCDに合わせて練習・演奏される場合は、D♭A♭D♭G♭B♭E♭にチューニングすれば同じ音になります。 [Intro]  [1] 次のAmmaj7への運指の都合から、Amは左手人差指を使わずに押さえています。 [A] [2] ダイアグラム譜ではカッコ付きで表記されている3弦2フレット・A音は、ピッキングはしませんが押さえています。 [3] 直前のAmで4弦2フレット・E音を押さえた左手中指は、ピッキングしませんが離さないでおきます(フォーム・チェンジ時の軸も兼ねています)。 [4] カッコ内の5弦開放・A音は、1回目のみ弾き、2回目(セーニョ1時)は弾いていません。ただし、特に意図がある違いではありませんので、どちらかに統一していただいて構いません。 [5] カッコ内の4弦2フレット・E音は、1回目はこの小節の3拍目で3弦1フレット・G#m音、5弦開放・A音と一緒に弾き、2回目(セーニョ1時)はそこで弾かずに4拍目で弾いています。 [6] 2回目(セーニョ1時)のみ、カッコ内の3弦開放・G音へのプリングを弾いています。 [B] [7] 左手薬指で部分セーハしています。難しい場合は、薬指で6弦3フレットだけ押さえ、左手中指で押さえた3弦2フレット・A音との2音だけを弾くようにしても構いません。 [8] カッコ内の3弦開放・G音は、1回目のみ弾き、2回目(セーニョ1時)は弾いていません。ただし、特に意図がある違いではありませんので、どちらかに統一していただいて構いません。 [9] この部分、1回目と2回目(Coda2の1〜2小節目)ではポジションと運指が異なっています。ただし、特に意図がある違いではありませんので、どちらか弾きやすい方に統一していただいて構いません。ちなみに私は、今は2回目の弾き方に統一して弾いています。 [C] [10] 伴奏パートが休符になっていますが、記譜の都合によるものですので、実際には6弦5フレット・G音を押さえたままにして、音を伸ばしておきます。 [11] ここまで演奏したら、[A]に戻ります(ダル・セーニョ1)。そして[A]7小節目を終えたらCoda1へ跳びます。 Coda1 [12] ここまで演奏したら、[B]に戻ります(ダル・セーニョ2)。そして[B]4小節目を終えたらCoda2へ跳びます。 [C2]  最後の小節以外は、ストロークによる演奏です(ただし、ウラ拍にメロディが来る部分は、単音でピッキングします)。高音弦を強めに弾き、メロディより高い弦は必ず消音しましょう(例えば1小節目・2拍目は2弦がメロディなので、1弦を消音)。難しい場合は、ストロークではなく[C]を繰り返しても構いません。 [13] 2弦は鳴らしたくないので、3弦5フレット・C音を押さえた左手薬指で触れて、消音します。5小節目も同様です。 [14] 1回目と3回目はメロディ(2弦5フレット・E音)のみ弾き(ピッキング)、2回目はメロディに加えてカッコ内の3弦5フレット・C音も弾いています(アップ・ストローク)。ただし、特に意図がある違いではありませんので、どちらか弾きやすい方に統一していただいて構いません。 [15] 5弦は鳴らしたくないので、6弦5フレット・G音を押さえた左手薬指で触れて、消音します。5小節目も同様です。 [16] 左手人差指で5フレットを部分セーハしますが、最初のAmでは1〜3弦を部分セーハし、コード・チェンジの直前に一旦セーハを離して、次のAm7では1〜4弦を部分セーハしています。最初から1〜4弦を部分セーハしておいてもよいでしょう。 [17] 5弦は鳴らしたくないので、6弦2フレット・E音を押さえた左手中指で触れて、消音します。または空いている左手薬指で5弦2フレット・B音を押さえ、鳴らしてもよいでしょう。 [18] 1回目のみカッコ内の5弦開放・A音も弾き、2回目と3回目は4弦2フレット・E音のみ弾いています(いずれもアップ・ストローク)。ただし、特に意図がある違いではありませんので、どちらか弾きやすい方に統一していただいて構いません。 [19] 2弦は鳴らしたくないので、3弦9フレット・E音を押さえた左手人差指(か、または1弦10フレット・D音を押さえた左手薬指の指先)で触れて、消音します。 [20] 1回目は4弦10フレット・C音のみ弾き、2回目は加えてカッコ内の5弦開放・A音も弾いています(いずれもアップ・ストローク)。ただし、特に意図がある違いではありませんので、どちらか弾きやすい方に統一していただいて構いません。 [D]  アルバムでは、Soundtoys社のEchoBoyというエコー/ディレイ・プラグインで、音を加工しています。同じフレーズの繰り返しですので、演奏する際に[D]が長すぎると感じるようでしたら、[D]を含む<カッコ1>をすべて省略して、 [C2]6小節目の終わりからすぐに<カッコ2>へ跳んでもよいでしょう。 [21] 楽譜上側に記された“bis”は、囲われた範囲を1回繰り返すことを表しています。 [22] リピートで戻る直前、少しテンポを落としています(リピート後の[C2]から、インテンポに戻ります)。 [23] 2弦は鳴らしたくないので、3弦7フレット・D音を押さえた左手薬指で触れて、消音します。 [24] 4弦は鳴らしたくないので、5弦7フレット・E音を押さえた左手中指で触れて、消音します。