==== Text encoding : UTF-8 ==== Bus Stop in the Rain [M’s Space version] 雨の停留所 [M’s Space version] Music and Arrangement by Daisuke Minamizawa 作曲・編曲:南澤大介  2005年発売のアルバム『Milestone』に収録。 もともとは2005年6月に兵庫の姫路科学館で投影されたプラネタリウム番組「天の川 ~夏の星雲・星団めぐり」(制作:((有)スペースサイト)のサウンドトラックとして、ギターで作曲したものです。 この番組は写真部の女子高生が、偶然知り合った天文部の少年を通じて天体写真に魅了されていくという物語で、 この曲は二人が初めて出会うバス停でのシーン用に作りました。  チューニングはドロップDで、2フレットの2~6弦にカポタストを付けています(写真1)。カポタストは1弦を空けておかなければならないのですが、片側から止める形であれば普通のカポタストが使えます(5本の弦だけを押さえる専用のカポタストも市販されていますし、バンジョー用カポタストを使っても同じ事ができます)。ちなみに私はshubb社製の、普通の6弦用カポタストを使用しています。 <写真1>  TAB譜で1弦0フレットと記された部分([Intro]1小節目の3~4拍目など)は開放弦を表し、そのまま押さえずに1弦を弾きます。 [A] [1] □で囲まれた1弦0フレットは、開放弦を弾くのではなく0フレット(2フレットのカポタストと同じフレット位置)の、空いた1弦を押弦します(写真2)。 <写真2> [B] [2] この音は1回目では弾き、2回目(リピート時)では弾いていません。ただし、大きな違いではありませんので、どちらか弾きやすい方に統一して構いません。 [3] 1回目は休符有り(直前の3弦2フレット・A音を短く切ります)で、2回目(リピート時)は休符無しで音を伸ばしています。ただし、特に意図がある違いではありませんので、どちらか弾きやすい方に統一して構いません。 [C] [4] この小節は2回目(リピート時)のみ、カッコで括られた部分を弾いています。ただし、大きな違いではありませんので、どちらか弾きやすい方に統一していただいて構いません。 [5] 左手小指で押さえた1弦10フレット・D音を保持したまま、5弦10→9→7フレットを弾きます。 [6] この音は1回目では弾き、2回目(リピート時)では弾いていません。ただし、大きな違いではありませんので、どちらか弾きやすい方に統一して構いません。 [7] この時点で左手は、小節後半のA7の形を用意しておきます。 [8] 3弦6フレット・C#音は、この時点(あるいは次の小節の冒頭)で離します。 [D] [9] 伴奏パートが休符になっていますが、単に記譜の都合によるものですので、メロディ・パートが2弦5フレット・E音、6フレット・F音を弾く間はDm7のコード・フォームを押さえたままにしておき、2弦8フレット・G音を弾く時点で他の音を離します。 [10] 右手で軽く全弦を叩き、そのまま弦に触れておくことで、音を止めつつ打音を出しています。 【音源】BSVD9001a 【録音日】2013年10月8日 【使用ギター】モーリス S-131M 南澤大介シグネチャー 【使用弦】Wyres CP1456M 【カポタスト】Shubb C1