==== Text encoding : UTF-8 ==== Carol of the Bells キャロル・オブ・ザ・ベルズ  もともとは新年を祝うウクライナ民謡で、20世紀初頭にミコラ・レオントヴィッチ司祭によって、クリスマス・キャロルとして広められました。  チューニング自体はノーマルですが、4フレットの2〜6弦にカポタストを付けています(写真)。カポタストは1弦を空けておかなければならないのですが、片側から止める形であれば普通のカポが使えます(5本の弦だけを押さえる専用のカポタストも市販されていますし、バンジョー用のカポタストを使っても同じことができます)。ちなみに私はshubb社製の、普通の6弦用カポタストを使用しています。これによって、1弦開放(カポタストが押さえていない部分)と2弦開放(カポタストが押さえている部分)の音程が半音になるのが特徴です。 写真 [Intro]  音符の棒や旗が上向きですが、消音せず、全ての音が重なるように弾きます。 [A]  音符の棒や旗が上向きのパートは[Intro]と同じですが、下向きの別パートが加わります。どちらもメロディと言えますが、この部分では下向きのパートが中心です。4小節目で、3弦を押さえる指を左手人差指から薬指に替えています。 [B]  1〜4小節目がリピートによって囲われていますが、1コーラス目ではリピートせず、2コーラス目(ダル・セーニョ時)のみリピートします。またこの部分では、3弦2フレット・A音を押さえておくことにより、コード・チェンジの軸に使います。 [1] この小節は3回目(ダル・セーニョのリピート時)のみ、カッコで括られた部分を弾きます。 [C] [2] 可能であれば4弦2フレット・E音を押さえた左手中指の指頭で5弦に触れて、前の小節で弾いていた5弦開放・A音を消音します。 [3] ここまで演奏したら、[Intro]の3小節目に戻ります(ダル・セーニョ)。そして[C]8小節目を終えたら、Codaへ跳びます。ちなみにダル・セーニョで戻る時、5弦開放・A音は押弦に使っていない左手の指で触れて、消音します。 [Ending]  1〜7小節目では、もし余力があれば、弾かない4弦も2フレット・E音を押さえておくとよいでしょう。 [4] 直前で3弦2フレットを押さえていた左手中指は離さずに、5弦のフレーズを弾きます。 【音源】BSVD8007a 【録音日】2017年10月10日 【使用ギター】YOKOYAMA ARWH 【使用弦】Wyres CP1456M 【カポタスト】Shubb C1