==== Text encoding : UTF-8 ==== Last Christmas [Wham!] ラスト・クリスマス [ワム!]  イギリスのデュオ・グループであるワム!が、1984年に発売したシングルです。メンバーのジョージ・マイケルによる作で、レコーディングも彼1人で行ったそうです。  符頭が×印の音符は、ストリング・ヒットです。右手親指で弦を叩いて打音を出し、そのまま指を弦に乗せておき、次の音をピッキングします。  ストリング・ヒットと同時にメロディを弾く場合は、右手親指のストリング・ヒットに加え、右手中指などでメロディの弦を狙ってダウン・ストロークしています([A]2小節目の2拍目や4拍目、3小節目の2拍目など)。この時、メロディ近くの低い弦にはカッコを付けてありますが(例えば[A]2小節目の2拍目は、2~3弦にカッコが付いています)、重要なのはメロディなので、カッコ部分は鳴っても鳴らなくてもOKです。ただし音楽的に間違った音は鳴らしたくないので、コード・ネームを参考にコードを押さえておきましょう。  また、ストリング・ヒットの次のウラ拍でメロディとベース音の両方を弾く箇所([A]1小節目の2拍目ウラや4拍目ウラなど)は、難しいようならベース音を省略してもよいでしょう。特にメロディの動きが複雑な[B]の4小節目・4拍目ウラなどは、メロディだけを弾けばOKです。 [Intro]  自由なテンポで、ゆったりと演奏します(Rubato)。 [Intro 2]  ここから、イン・テンポ(曲中と同じテンポ)になります。ベース音のみ、右手のひらの小指側で弦に触れて、音を詰まらせる“ミュート奏法”で弾きます。 [A] [1] この小節は3回目の繰り返し時(セーニョ時)のみ、カッコで括られた部分のように弾きます。 [2] この部分(小節の後半)は1回目のみカッコの左側のように弾き、2回目以降はカッコで括られた部分のように弾きます。ストリング・ヒットの箇所は、5弦1フレット・B音をプリング・オフで出しつつ、6弦をストリング・ヒットして打音を鳴らします。次の5弦開放・A音は右手人差指で弾き、右手親指は6弦に乗せたままにして、次の小節で6弦開放・D音を弾くのに使います。 [3] この小節は1回目のみカッコの左側のように弾き、2回目と3回目の繰り返し時(リピート時とセーニョ時)はカッコで括られた部分のように弾きます。6弦5フレット・G音を弾いた後、その音は伸ばしておきつつ、右手親指で4弦をストリング・ヒットします。そして左手で4弦に軽く触れて音が出ないようにし(先にストリング・ヒットの時点で触れておいてもOK)、右手親指でピッキングします(ミュート・ピッキング)。 [C] [4] ウラ拍で3弦4フレット・B音から2フレット・A音へプリング・オフするため、ここでは6弦を押さえた左手薬指を、一旦離しています。 [D] [5] ここまで演奏したら、[A]に戻ります(ダル・セーニョ)。そしてリピートし、7小節目を終えたら、Codaへ跳びます。 【音源】BSVD8017a 【録音日】2020年10月21日 【使用ギター】モーリスS-131M 南澤大介シグネチャー 【使用弦】Wyres CP1456M 【カポタスト】スタカポ SNAP47Bi-Rev5