==== Text encoding : UTF-8 ==== Offenbach : Orphée aux Enfers (Galop from Overture) オッフェンバック:天国と地獄 (序曲よりギャロップ)  ドイツのケルンに生まれ、フランスで活躍した作曲家オッフェンバック(1819〜1880)の代表作で、1858年にフランスで初演されたオペレッタ『天国と地獄(地獄のオルフェ)』の、序曲の第3部です。このメロディは地獄での神々の大宴会の場面で流れるもので、日本では運動会のBGMやカステラのCMなどでも使われ、広く知られています。ちなみにこの序曲部分は、1860年のオーストリア・ウィーンでの初演用に、オーストリアの作曲家・指揮者カール・ビンダーが編曲したものです(当時のウィーンでは、序曲(前奏曲)の演奏が義務づけられていたそうです)。  [E]後半以降は、すべてストロークで演奏します。コードの最高音が1弦ではない場合、弾かない高音弦は、右手の空いた指を引っ掛けるか左手の空いた指や押弦した指の腹などで触れて、消音します。また[F]では、[5]と一番最後のコードを除き、5弦は6弦5f・G音を押さえた左手薬指の腹で触れて、消音します。 [A] [1] 装飾音(2弦2フレット・C#音)は、難しければ省略して構いません。<カッコ2>や[C]の当該部も同様です。 [2] 3弦4フレット・B音は2弦開放でも出せますので、難しければ開放弦を使ってもよいでしょう(消音がしやすいので、3弦4フレットを使っています)。<カッコ2>や[C]の当該部も同様です。 [B] [3] いわゆるオクターブ奏法で弾きます。必要な弦以外を、左手の空いた指や押弦した指の腹、付け根などで触れて消音しつつ、ストロークします。余計な音が鳴ってしまうなど、難しい場合はストロークではなく普通にピッキングしても構いません。5〜6小節目も同様です。 [C] [4] [D]へ向かう勢いをつけるため、メロディを1弦(開放・E音)と2弦(3フレット・D音)で消音せずに弾いています。もし消音する場合は、E音を1弦開放ではなく2弦5フレットで弾くとよいでしょう。 [F] [5] 5弦は鳴らしたくないので、ストロークしないように注意しましょう。4弦は無理に弾かなくても構いません(5弦を鳴らさないことが重要)。 【音源】BSVD7050a 【録音日】2006年7月2日 【使用ギター】モーリス S-121sp 南澤大介カスタム 【使用弦】John Pearse #736