==== Text encoding : UTF-8 ==== Mozart : Turkish March モーツァルト:トルコ行進曲  モーツァルト(1756〜1791)の作曲による、ピアノ・ソナタ第11番の第3楽章。注釈に“トルコ風に”とあったことから、“トルコ行進曲”と呼ばれるようになりました。作曲された1783年当時、政治的には衰退していたトルコの文化がヨーロッパで流行しており、この曲にもトルコ軍楽隊のリズムや雰囲気が取り入れられています。  最初から速いテンポで弾くのは難しいので、初めのうちはゆっくり丁寧に練習し、慣れてきたらだんだん速く弾いてみるとよいでしょう。 [A]  4〜6小節目の、音符旗側に付いた黒い点はスタカートで、音を短く切ることを表します。押さえた左手を緩めたり、空いた左手指で触れるか、あるいは右手でピッキングした後に触れるなどして、音を止めるとよいでしょう。 [1] 1〜5弦2フレットを、左手人差指でセーハします。1弦開放・E音を弾く時には、人差指の指頭を5弦2フレット・B音に残したまま、セーハを起こして1弦を開放にします。 [D]  このセクションは、Eメジャー・キー(ホ長調)に転調しています。特にEでは3弦開放・G音が鳴ると響きが汚くなりますので、鳴らさないように注意しましょう。 【音源】BSVD7034a 【録音日】2005年7月22日 【使用ギター】モーリスS-121sp 南澤大介カスタム 【使用弦】John Pearse #736