==== Text encoding : UTF-8 ==== Bach : Air on the G String バッハ:G線上のアリア  バロック音楽の巨匠バッハ(1685〜1750)の代表曲のひとつで、1730年頃の作。もともとは管弦楽組曲という、短い舞曲を何曲か組曲にした作品の第3番の中の1曲で、単に“アリア”(メロディアスな小曲という意味)というタイトルでした。19世紀にヴァイオリニストのヴィルヘルミが、ヴァイオリンのG線(4弦)だけでソロをとれるように編曲したものが有名になり、それ以降オリジナルも含め“G線上のアリア”という題で呼ばれるようになりました。 [A] [1] 左手人差指で2フレットを全セーハしたまま、弾きます。ずっと強く押さえておく必要はなく、鳴らす音の部分だけきっちり押さえれば十分です。 [2] 直前に弾いたベース音の5弦開放・A音は、できればここで消音します。 [B] [3] ダイアグラムに記したようなフォームで押さえますが、もし指の移動が楽になるなら、左手人差指は寝かせて1〜4弦をセーハしても構いません。 [4] ダイアグラムでは1弦2フレット・F#音を左手中指で押さえるように記してありますが、6弦2フレット・E音を押さえた左手人差指を倒して、全セーハにすることで押さえても構いません。その場合、次の1弦開放・E音はセーハを起こして弾きます(ただし、人差指の指頭は6弦2フレットに残したままにしておきます) [C]  1〜2小節目前半あたりは、伴奏もメロディのように動いていますので、特に次の音と半音でぶつかる部分(1小節目の4弦開放・D音と5弦4f・C#音など)では、それぞれの音を伸ばすのではなく、次の音を弾く時点で前の音を消音しましょう。 [5] 押弦が難しい場合は、3弦2フレット・A音を省略し、2弦3フレット・D音を左手人差指、4弦4フレット・F#音を中指、5弦5フレット・D音を薬指で押さえるとよいでしょう。 【音源】BSVD7027a 【録音日】2005年7月12日 【使用ギター】モーリスS-121sp 南澤大介カスタム 【使用弦】John Pearse #736