==== Text encoding : UTF-8 ==== Bach : Menuet in G major バッハ:メヌエット ト長調  バロック音楽の巨匠バッハ(1685〜1750)が、宮廷歌手だった後妻アンナに贈った曲集『アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳』第二集の中の1曲で、作品番号はBWV.Anh.114。“メヌエット”というのは、フランスの民族舞踊に由来する三拍子の宮廷舞曲のことです。1965年には、サンディ・リンザー&デニー・ランドルがこの曲を四拍子にアレンジした「ラヴァーズ・コンチェルト」も世界的にヒットしています。「バッハのメヌエット」として有名なこの曲ですが、実は近年の研究により作曲者はバッハではなく、クリスティアン・ペツォールト(1677〜1733)であることが解っています。 [A] [1] 音符の旗側に付いた黒い点はスタカートで、音を短く切ることを表します。ここは開放弦ですので、右手でピッキングした後に触れるか、左手の空いた指で触れるなどして止めるとよいでしょう。 [2] 3弦4フレット・B音は装飾音符で記してありますが、プリング・オフなどではなく次の3弦2フレット・A音共々ピッキングします。 [B] [3] メロディのみ、短く切ります(スタカート)。 [D] [4] 4弦4フレット・F#音は、ダイアグラム譜ではずっと押さえておくように記してありますが、弾くとき(音を出すとき)だけ押さえるようにすると、メロディがはっきりします。またその際、可能であれば押さえる左手小指で3弦に触れて、3弦開放・G音を消音するとよいでしょう。 【音源】BSVD7022a 【録音日】2019年12月22日 【使用ギター】tupli argo #077 【使用弦】Wyres CP1456M