==== Text encoding : UTF-8 ==== Vivaldi : Spring (from "The Four Seasons") ヴィヴァルディ:春 (『四季』より)  バイオリンの名手でもあった、イタリアの作曲家ヴィヴァルディ(1678〜1741)の作で、バロック音楽を代表する協奏曲です。“四季”はもともと、12曲から成る協奏曲集“和声と創意への試み”の最初の4曲でしたが、“春”、“夏”、“秋”、“冬”という副題がついていたため、後にまとめて“四季”と呼ばれるようになりました。  歯切れよく演奏するためには、音を短く切ることが重要です。切る音には、音符の旗側に黒い点(スタカート記号)を付記してありますので、参考にして下さい。短く切るには、押弦した左手を離したり、開放弦の場合は左手で触れたり、また右手で触れるなどするとよいでしょう。 [C]  1〜3小節目は、左手人差指で1〜5弦2フレットをセーハしたまま弾きます。2音になっているメロディが弾きにくければ、下の音は省略して、上の音だけを単音で弾いてもよいでしょう(例えば最初の1弦2フレット・F#音+2弦3フレット・D音の場合、1弦2フレット・F#音のみを弾く、など)。 [D] [1] 少しルバート気味に、ゆったりと弾きます。細かいフレーズですが、急いで弾いて汚くなるよりも、ちょっと余裕を持ってゆっくり弾く方がよいでしょう。 [2] 5弦9フレット・F#音を弾く時点で、小節アタマで弾いた3弦開放・G音が残っていると音が濁ってしまうので、5弦9フレットを押さえる左手中指をセーハ気味にして、3弦を消音するとよいでしょう。 [3] ここまで演奏したら、[B]に戻ります(ダル・セーニョ)。そして<カッコ1.3.>3小節目を終えたら、Codaへ跳びます。 【音源】BSVD7020a 【録音日】2005年7月5日 【使用ギター】モーリスS-121sp 南澤大介カスタム 【使用弦】John Pearse #736