==== Text encoding : UTF-8 ==== Pomp and Circumstance No.1 [Elgar] 威風堂々 [エルガー]  イギリスの作曲家エドワード・エルガーの代表曲で、第5番まである“威風堂々”中、もっとも有名な第1番です。1901年の初演時から聴衆に大絶賛され、翌年の国王エドワード7世の戴冠式には、[C]の部分に歌詞を付けた“希望と栄光の国”が演奏され、今日ではイギリスの第2国歌と呼ばれるほど親しまれています。ちなみにタイトルは、シェイクスピアの“オセロ”第3幕第3場の台詞から取られたものです。  ストロークは右手人差指や中指などで行い、同時に弾くメロディはストロークと別にピッキングするのではなく、ストロークしたコードのトップがメロディになります。ストロークによるコードは固まりとして鳴っていればよいので、指定された全弦を正確に弾く必要はありません。[A]12小節目のB7など、ストローク時に1弦を出さない箇所は、左手で触れるか、右手の空いた指を乗せるなどして消音しましょう。 [A] [1] 4弦9フレット・B音と6弦9フレット・B音をグリス・ダウンし、ロー・ポジション(1〜2fあたり)で押さえた指を離して、5弦2フレット・B音を押弦します。2弦開放・B音は、途中でリズムを取る程度のものですので、軽く弾きましょう。 [B]  1〜6小節目は、運指がかなり煩雑です。難しい場合はメロディだけ弾いて、小節の頭のみ伴奏を入れる形に簡略化してもよいでしょう(たとえば1小節目なら、5弦3フレット・C音だけ弾き、あとはメロディのみ弾く…など)。 [C] [2] 6弦は、左手親指でネックを握り込むか、ストローク時に右手親指を乗せて、消音します。10〜11小節目、<カッコ1>2〜4小節目なども同様です。 [3] 5弦は、6弦5フレット・G音を押さえた左手薬指で触れて、消音します。 [4] ここの5弦も[3]と同様、6弦を押さえた左手薬指で触れて消音します。 【音源】BSVD7009a 【録音日】2005年10月25日 【使用ギター】モーリスS-121sp 南澤大介カスタム 【使用弦】John Pearse #736