==== Text encoding : UTF-8 ==== "Laputa : Castle in the Sky" BGM #1 Memories of Gondoa ゴンドアの思い出  スタジオジブリによる、1986年公開の長編アニメーション映画『天空の城ラピュタ』サウンドトラックより。楽譜では#1〜#3に分けてありますが、サウンドトラック・アルバムには1曲として収録されています。作曲は、『風の谷のナウシカ』以降ジブリ作品には欠かせない作曲家の、久石譲さん。 --------------------------------------------------- #1(サウンドトラック・アルバム 0:00〜0:41)  チューニングはドロップDです。プレイ・キーはDm(ニ短調)ですが、オリジナルのキー(Cm/ハ短調)に合わせるために全弦を全音下げています。ですので実際のチューニングはCGCFADとなりますが、五線譜では通常のドロップD(DADGBE)として記譜してありますのでご注意下さい。普通のドロップDのまま弾いていただいて構いませんが、もし音源データやオリジナル・サウンドトラックに合わせて練習・演奏される場合は、CGCFADにチューニングすれば同じ音になります。  [Intro]のハーモニクスが難しい場合は、1〜7小節目を省略して、8小節目から弾き始めてもよいでしょう。 [Intro] [1] 左手で7フレットのハーモニクス・ポイントに触れながら、右手で柔らかくダウン・ストロークします。触れる左手は、どの指を使っても構いません(私は左手薬指を使用)。8小節目も同様です。 [2] 左手で2〜5弦3フレットを押さえ、右手人差指の側面でその12フレット上の15フレットにセーハするように触れ、右手薬指で柔らかくダウン・ストロークします。1弦と6弦の音は出したくないので、左手は全セーハせず、2弦は左手中指の指頭、3〜5弦は左手人差指の部分セーハで押さえます。以降、7小節目まで、ポジションが変わるだけで弾き方は同様です。 [B] [3] この曲では基本的に、メロディ(音符の符尾や旗が上向きのパート)は消音しながら弾いていますが、この部分のみわざと消音しないで演奏しています。 --------------------------------------------------- #2(サウンドトラック・アルバム 0:42〜2:04)  クイック・アルペジオを多用して、優しく弾いていきます。 [A] [1] 繰り返し時(ダル・セーニョ時)のみ、だんだん遅くします(リタルダンド)。 [B] [2] 6弦は、移動する時グリッサンドにならないよう注意しましょう。 [3] ここまで演奏したら、[A]に戻ります(ダル・セーニョ)。その後、[A]8小節目(p2・1段目最後)を 終えたら終了です(Fine)。 --------------------------------------------------- #3(サウンドトラック・アルバム 2:05〜2:46)  この曲は、はっきりとしたメロディが無いので、符尾や旗が上向きのパートをコード、下向きをベース音として記譜してあります。上パートは、ピッキングの後すぐ弾いた指で触れて、音を短く切っています(スタッカート)。