==== Text encoding : UTF-8 ==== 未来へ [Kiroro] The Future [Kiroro]  沖縄出身の女性二人によるグループ、Kiroroのセカンド・シングルです。1997年にインディーズで発売され、メジャー・デビュー後の1998年にビクターから再度シングルがリリースされました。日本のみならずマレーシアなどでも有名で、中国では劉若英が「後来」の題で中国語カヴァーをリリースし、ヒットしています。 [Intro] [1] 1弦1f・F音を押さえた左手人差指は、離さずフォーム・チェンジ時の軸にするとよいでしょう。 [2] メロディの2弦1f・C音は、十六分1つぶんクッて(前にズレて)います。難しいようならクわずに、[A] 1小節目のアタマで、5弦3f・C音と同時に弾いてもよいでしょう。 [A] [3] 1弦5f・A音は、できれば伴奏を押さえた左手指を離さずに弾きたいですが、難しい場合は離してもよいでしょう。 [B] [4] 2拍目ウラのウラで3弦開放・G音を弾き、3拍目のオモテで5弦開放・A音のベース音を弾くと同時に、3弦をハンマリング・オンします。難しい場合は、2拍目ウラのウラの3弦開放・G音(とハンマリング・オン)は省略し、3弦2f・A音を2回弾くようにしてもよいでしょう(その場合、2回目の3弦2f・A音は、5弦開放・A音と同時にピッキングします)。 [5] プリング・オフによるメロディは、6弦5f・G音を押さえたまま弾きたいのですが、届きにくい場合は左手薬指を一旦離してもよいでしょう。 [Inter]  間奏はパッヘルベルのカノンの、いわゆる“カノン進行”と呼ばれるコード進行と同じなので、その「パッヘルベルのカノン」をモチーフにし、ゆったりしたメロディで構成してあります。  間奏を省略する場合は、[Inter]の1小節目前、to CODAの次の小節を4拍目オモテまで弾いて、4拍目ウラで[Inter]8小節目最後の、3弦2f・A音2つによるメロディを入れ、[D]に戻るとよいでしょう。 [6] ここまで演奏したら、[D]に戻ります(ダル・セーニョ)。そして[A2]7小節目(p6・1段目1小節目)を終えたら、Codaへ跳びます。 Coda  Coda〜[A3]はストロークによる演奏です。伴奏のストロークは、記譜された全弦を正確に弾く必要は無く、コードが響いていればOKですが、メロディはしっかり音を出しましょう。また、メロディより高い弦は音を鳴らしたくないので、右手の空いた指を乗せるか、左手の空いた指や、押弦した指の指頭の腹や指の付け根などで触れて、消音します。また、EmやGの5弦やAmの6弦も音を出したくないので、弾かないようにするか、消音しましょう。  ストロークが難しい場合は、[A2]を繰り返すとよいでしょう。 [7] 2弦1f・C音を押さえた左手人差指を倒し、部分セーハして、1弦1fを押さえます。 [8] オリジナルは、ここから[Inter]と同じコード進行を繰り返して、フェード・アウトしています。 【音源】BSVD4005a 【録音日】2019年3月19日 【使用ギター】James J-AC/DM(南澤大介シグネチャー) 【使用弦】Wyres CP1456M 【カポタスト】スタカポ SNAP47Bi-Rev5