==== Text encoding : UTF-8 ==== Over the Rainbow [Eric Clapton] 虹の彼方に [エリック・クラプトン]  1939年公開の映画「オズの魔法使」のために書かれた曲で、今日では多くのミュージシャンが演奏するスタンダード・ナンバーになっています。  本楽譜は、エリック・クラプトンが2002年にリリースしたライヴ・アルバム『ワン・モア・カー、ワン・モア・ライダー』に収録されたヴァージョンを元に、アレンジしています。  ハネたリズム(シャッフル)で演奏します。ストローク、ブラッシングともに、右手を大きく動かすのではなく、指だけで軽く行います。ストローク(/)とブラッシング(X)が混在していますが、ブラッシングの箇所をストロークで弾いても構いません。ただし、コード・チェンジ直前のブラッシングなど、左手の移動(あるいはその準備)が原因でブラッシングになっているところは、無理にストロークで弾かなくてもよいでしょう。  ストロークと同時に弾くメロディは、個別にピッキングするのではなく、ストロークしたコードの最高音がメロディになります。メロディ+伴奏をストロークで弾いた後で、ストロークによる伴奏のみが続く場合([A]4小節目のC#m7など)は、メロディで弾いた音(先の例の場合は2弦5f・E音)を伸ばしておきたいので、続くストロークでは弾かないように注意しましょう。また、ストロークで弾くコードの最高音が1弦以外の場合(例えば[Intro 2]1小節目・2拍目のAでは最高音が3弦)、弾かない高音弦は右手か左手で触れて消音しておくとよいでしょう。 [A] [1] ダイアグラムでは、全セーハせず高音弦と低音弦を別々に押さえていますが、音が出しにくくなければ全セーハでも構いません。 [2] 1回目は、押さえた2〜4弦をグリス・ダウンします。2回目(リピート時)はグリス・ダウンせず、ウラ拍でメロディ(1弦開放)を弾きます。またこの時、押弦した左手は離して構いません。 [B] [3] 余力があれば5弦2フレット・B音を押さえておくと、直前のBm7からの移行時に軸として使えますし、間違って5弦を弾いても音楽的に違和感のない音になります。 [C]  このセクションのみ、シャッフルではなくイーブンで演奏します。 【音源】BSVD3046a 【録音日】2003年7月24日 【使用ギター】モーリス S-121sp 南澤大介カスタム 【使用弦】John Pearse #736