Milestone

Big South Valley Music/TABギター・スクール(2005)


cover

CDは販売終了しました/現在販売中の『Milestone +11』に全曲収録されています。


 全曲新録音によるオリジナル・ソロギター曲集。プラネタリウム番組「天の川〜夏の星雲・星団めぐり〜」(2005年6月から姫路科学館にて投影)のために書き下ろした「雨の停留所」をはじめ、南澤の作・編曲による11曲(M8「Folk Song」のみ作曲:Sketch)に、既発表の「Song for Bailey(Song for FGを改題)」「帽ふれ」の新録音を加えた全13曲を収録。

 ギターは全曲Morris S-121sp(南澤カスタム)で、マイクは測定用機材で有名なEarthworks社のSR77、プリアンプも原音に忠実なGrace Design社のModel 101を使用し、Apple Powermac G5に96k・24bitでハードディスク・レコーディングしています。

 ちなみにジャケットは、高校時代からの友人でジュエリーアーティストの小林京和くんがユーラシア大陸横断旅行の際に中国で撮影したものです(彼のホームページに旅行記が載っています)。


【CD】『Milestone +11』→BSV web shop 

【配信】itunes, apple music, spotify, google music, amazon, etc.




01. Neutrino
02. 星が流れたら
03. 雨の停留所
04. Magnification
05. サンタクロースの弟子
06. Make It Out
07. Telescopes
08. Folk Song
09. こんやは、みんなでほしをみましょう。
10. On and On and On
11. NEKO
12. Song for Bailey
13. 帽ふれ

(MP3 PLAYER):試聴データ(音質が劣化しており、一部を除き45秒でフェード・アウトしています)/

(YouTube):動画
 



01. ニュートリノ

 プラネタリウム番組「ニュートリノをつかまえろ!(2004/浜松科学館にて初投影)」のメインテーマとしてピアノで作曲。チューニングはDADGCE(Drop-D+2弦半音上げ)です。個人的には、1弦を下げるより2弦を上げる方が精神衛生上よいのでした(笑)。
 オリジナル・ヴァージョンは『Neutrino』に収録されています。



02. 星が流れたら

 子供向けプラネタリウム番組「さんびきのこぶた、ながれぼしをみた。(2003/板橋教育科学館にて初投影)」主題歌。もともとボサノヴァ風にしたかったので、友人の水野くんに歌詞を先に書いてもらい、ギターで弾き語りながら作ったものです。そのオリジナル・ヴァージョンと同じキーにするため、全ての弦を全音下げてCGCFADにし、2〜6弦にのみShubbカポを付けています(2フレット)。

 Ritaちゃんの歌によるオリジナル・ヴァージョンは『さんびきのこぶた、ながれぼしをみた。』『星が流れたら』に収録されています。『さんびきのこぶた、〜』のほうには、ギタリストの佐藤正美さんとRitaちゃんのデュオ・ヴァージョンもあり。



03. 雨の停留所

 プラネタリウム番組「天の川 〜夏の星雲・星団めぐり〜(2005/姫路科学館にて初投影)」のサウンドトラックとして作曲。初めからギターで作曲した、数少ない曲のひとつです。この曲のおかげでこの『Milestone』ができたような気がします。これもM02と同じく、2〜6弦にのみ2フレットにShubbカポを付けて、サード・ハンド・カポのようにしています。

 ちなみに『夏の天の川』収録ヴァージョンは、マイクを使用せずライン(B-band)のみで録音されています。



04. Magnification

 プラネタリウム番組「天体観測 〜星空に開く窓(2002/つくばエキスポセンターにて初投影)」のサウンドトラックとして、ピアノで作曲。

 オリジナル・ヴァージョン「倍率」は『天体観測+』に、ピアノ・ソロ・ヴァージョンは『Piano Solos 2+』に収録されています。



05. サンタクロースの弟子

 劇団キャプテン・チンパンジー公演「サンタクロースの弟子(2001)」のメインテーマとしてピアノで作曲。

 オリジナル・ヴァージョンは『サンタクロースの弟子』に、ピアノ・ソロ・ヴァージョンは『Piano Solos 2+』に収録されています。



06. Make It Out

 大学時代に、最初からギターで作った曲。作曲当時はノーマル・チューニングでしたが、ここでは多少手直しして、Drop Dで演奏しています。当時好きだったウィンダム・ヒルのピアニスト、フィリップ・アーバーグの「高原」という曲に影響を受けています。



07. Telescopes

 M04と同じく、プラネタリウム番組「天体観測 〜星空に開く窓」のサウンドトラックとしてピアノで作曲。

 オリジナル・ヴァージョン「望遠鏡のいろいろ」は『天体観測+』に、ピアノ・ソロ・ヴァージョンは『Piano Solos 2+』に収録されています。



08. Folk Song

 古くからの友人であるSketchさんのオリジナル曲で、彼のアルバム『Sketch One』に収録されています。オリジナル・ヴァージョンはAキー(3カポ)ですが、私はDrop DのGキー(5カポ)で演奏しています。



09. こんやは、みんなでほしをみましょう。

 M02と同じく、子供向けプラネタリウム番組「さんびきのこぶた、ながれぼしをみた。」のサウンドトラックとして、ピアノで作曲したものです。以前、アコースティック・ギター・マガジンさんの仕事(銘器の音)で短いデモを弾く時、試しにこの曲をアレンジしたところ良い感じだったので、1曲にまとめてみました。この曲のみ、2004年に録音したテイクです。

 オリジナル・ヴァージョンは『さんびきのこぶた、ながれぼしをみた。』に収録されています。



10. On and on and on

 プラネタリウム番組「果てしない宇宙をめざして(2004/つくばエキスポセンターにて初投影)」のメインテーマとして作曲。番組ではインストゥルメンタルとして使用されましたが、最初から洋楽的な歌モノのイメージで作っており、同番組のサウンドトラック・アルバムを作る際に盟友の水野ノブヨシくんに詞をつけてもらいました。「On and on and on」はそのヴォーカル・ヴァージョンのタイトルです。

 オリジナル・ヴァージョン「果てしない宇宙をめざして」は『果てしない宇宙をめざして』に収録されています。DADGADチューニングのアコースティック・ギターで弾き語っているヴォーカル・ヴァージョン「On and on and on」も有り。



11. NEKO

 P.B.P. SANTA3の公演「NEKO(1998)」のメインテーマとして、ピアノで作曲。

 オリジナル・ヴァージョンは『NEKO』に、ピアノ・ソロ・ヴァージョンは『Piano Solos 2+』に収録されています。



12. Song for Bailey

 M12とM13はボーナス・トラックです。この曲は『Eleven Small Rubbishes』収録の「Song for FG」を改題したものです(モーリスで弾いてるのに、いつまでもそのタイトルじゃぁ…ということで)。ちなみに、ベイリーというのは、アメリカのファンの方の飼い犬の名前。



13. 帽ふれ

 こちらも『Eleven Small Rubbishes』に入っていますが、かなり昔の録音のため、いつか弾き直そうと思っていました。ちょうどモーリスS-121で弾き直す機会があったので、本作に収録した次第。

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